はじめに
この記事では、妊娠中の妻に夫がしてはいけない発言や、逆に夫にやってほしいことなどを現役ママ目線で私の実体験をもとにご紹介しています。
妊娠中の奥さんにどう接したらいいんだろう、何か自分にできることはないかな、と悩んでおられるプレパパさんに是非最後まで読んでほしいです♪
この記事を見つけてくださったプレママさんは、旦那さんにサクッと共有して読んでもらいましょう。
妊娠中の妻に夫がしてはいけない発言
(妊娠初期)ずっと寝てるなあ(ゴロゴロしてるなあ)
ママの気持ち:眠いからや
妊娠中、特に妊娠初期は妊娠を継続させようとするホルモンの影響でめちゃくちゃ眠たくなります。
動きたくても、思ったようには動けません。
つまり、決してぐうたらしてるわけではなく、お腹の赤ちゃんを育てるために眠っているだけ。
頑張ったところで抗える類の眠気ではありませんし、むしろ寝ないとダメなのです。
このような発言は、眠い中で頑張って起きなければならない!とママさんにとってかなり負担になってしまうかも。
絶対にやめましょう。
(妊娠初期)〇〇だったら食べられるって言ってたよね?
ママの気持ち:急に無理になったんや
つわり中のママが〇〇なら食べられるかも、とパパにおつかいを頼み、買ってきてもらったものの、
急にやっぱり食べられなくなるというのは結構よくあるシチュエーションです。
せっかく買いに行ったパパとしては、
支離滅裂なことを言っている、めちゃくちゃだ、と思うかもしれませんが
つわりの時は無理なものは無理です。
責めても仕方ないです。
買ってきたものは黙ってパパが食べるか、冷蔵庫に入れておきましょう。
ビッグウェーブが去った後、食べられるかもしれません。
また、パパは「買ってきても食べられないし意味ないかも」と買い物へ行くのを渋るのではなく、
できる限り、ママの要望に応えてほしいと思います。
確かにやっぱり食べられないかもしれない。
だけど、そうやって買い物へ走ってくれる、
パパの、その『一緒に頑張ってくれている感』がつわりでしんどいママにとっては嬉しいのです。
これ、重要です。テストに出ます。
(妊娠初期)そんなものばかり食べて赤ちゃんの栄養大丈夫?
ママの気持ち:これしか食べれへんのや
一般的につわりがあるとされる妊娠初期は、赤ちゃんはまだまだ小さく、母体に元々蓄えられている栄養で赤ちゃんはしっかり育ちます。
妊娠悪阻で水も飲めないといった場合は受診が必要ですが、
基本的に、ママのペースで、食べられるときに、食べられるものを食べていれば大丈夫なのです。
しかし、つわり中のママにとっては、このことを説明するのもしんどい状況です。
赤ちゃんのことを考えて、つい栄養面が気になってしまうパパの気持ちも分かりますが、
ママは食べられそうなものを食べて、何とかして少しでも栄養を体内に入れようとしているのです。
好んでジャンキーなものを食べているわけでは決してありません。
マ〇ドナルドのポテトしか食べられないんだ!
つわりが終わってご飯を食べられるようになったら、パパが栄養のあるご飯を作ってあげてください。
↓私は妊娠初期、葉酸サプリとバナナで栄養を摂っていました。
食べられないけど、栄養を摂っているという安心感を得たい方におススメです。
(妊娠初期)知り合いの(職場等の)〇〇さんのつわりはこうだったらしい
ママの気持ち:マジで誰やねん
まず、前提としてつわりには個人差があります。
全くつわりがなかったという方もいれば、つわりが重くて点滴に通っていた、あるいは入院したという方も。
胎児の数だけつわりストーリーがあるといっても過言ではないです。
なので、知り合いの○○さんのつわり情報を聞いたとて、誰やねんもしくはだから何?以外の感想は出てきません。
私と〇〇さんを比べてどうするの?という気持ちになります。
他人の〇〇さんのつわり情報より、目の前にいる大事な家族の状況をしっかり見てあげてほしいなと思います。
(妊娠初期)つわりっていつ終わるの?
ママの気持ち:知らねーよ、こっちが聞きたいわ
どうしても気になるなら妻に聞くのではなく、その手に抱えてるスマホで調べてください。
ただし、スマホの検索結果で出てくる、妊娠〇週ごろに終わります、なんていうのはただの目安。
先ほども触れたとおり、つわりに関しては、個人差が大きいので、
結局、つわりがいつ終わるかなんていう問いに正確な答えはないのです。
だからこそ、現につわりに苦しんでいるママにこの質問を投げかけることは本当に無意味ですし、普通にイラっとするのでやめましょう。
(妊娠初期)つわりは病気じゃないんだから頑張れ
ママの気持ち:つわりが病気だったら治療法もあったかもしれないのに…
「つわりは病気ではない」という言葉はよく耳にするセリフですが、
病気ではないんだから頑張れという意味でこの言葉を使うのは本来の言葉の使い方ではありません。
この医療が発達した現代において、医療の力ではどうすることもできないのが
つわりなど、妊娠に伴う体調不良です。
病気じゃないからこそ、治療の対象にすらならないため、身体を第一優先にしましょう、
というのが「つわりは病気じゃない」の正しい意味です。
精神論で何とかしなよ、というようなニュアンスでこの言葉を使うのは、使い方として誤っていますし、
そもそもつわりは何とかなるものではありません。
「つわりは病気ではないんだから頑張れ」と一番身近な存在であるパパに言われると、ママは悲しくなってしまいますので、絶対にやめましょう。
(妊娠中期)安定期入ったから遊びに行ってきていい?
ママの気持ち:あ??なんて??
別に「遊びに行くな」とは言わないけれど、
パパから『安定期に入ったから』と理由を述べるのは違うのではないか?と思います。
遊びに行ってきていい?と聞かれたママが、「安定期に入ったから、いいよ!」と言う分にはまだ良いのですが、
妊娠や出産のリスクって、全面的にママと赤ちゃんが負うものなので、
ノーリスクで赤ちゃんに会えちゃうパパ側が、安定期に入ったし大丈夫でしょ、みたいなスタンスでいるのは、ちょっと違うよね、と思います。
そもそも、安定期=安全期ではありませんし。
夫婦間でよく話し合って決めてほしいな、と思います。
(妊娠中期~後期)ベビーカー?なんでもいいよor任せるわ
ママの気持ち:お前の子でもあるんだから少しは興味を持て
子どもが産まれるとなると、ベビーカーや抱っこ紐、チャイルドシートなど、準備しなければならないものは盛りだくさんです。
出産準備は楽しいけれど、大きなお腹を抱えて、ママが一人であれこれ考えるのは正直しんどいです。
また、このような発言は、これから生まれる赤ちゃんの育児に関わる気がないんだなという印象を与えます。
自分たちの子どもなんだから、パパも一緒に、真剣に育児グッズを選ぶべきだと私は思います。
(妊娠後期)なんか太った?
ママの気持ち:うるせえ
妊娠に伴う体型の変化は全妊婦さんが経験すると言っても過言ではありません。
そしてその多くが、自分の身体の変化に戸惑ったり悩んだりしています。
そんな中で、そのいじり方は、全く面白くないし
体型を変えてまでお腹で赤ちゃんを育てているママに失礼だな、と思います。
やめましょう。
(妊娠後期)産休があるのいいなあ
ママの気持ち:じゃあお前が産んでくれ
これ、実際に私も言われて正直イラっとしました(笑)。
産休中、確かに仕事は休みです。
でも、休みというよりは出陣準備。
これから命がけで赤ちゃんを産むという大仕事が待っているママさんに対して、
休めていいなあなどという呑気な発言をするのは、ほんっとにやめて下さい。
妊娠中のママがパパにやってほしいこと
家事は積極的に受け持つ 自分のことは自分でやる
今の時代、当たり前といえば当たり前ですが、
これまで家事をママに任せっぱなしだったというパパは、意識して変えていかなければならないと思います。
自分のことは自分でやる。
そして、その上で、積極的に家事を受け持ち、ママの負担を少しでも減らしましょう。
家事🟰ママのお手伝いという感覚は捨てるべきです。
これは産後にも当てはまります。
共働きの夫婦も最近は多いですよね。
ママの育休中、子育ても家事も全部任せる!というのはNGですよ。
育児休業は赤ちゃんの育児に専念するための休業であって、夫のお世話をするための休業ではありません。
もちろん家にいる分、ママが家事をする機会は多くなるとは思いますが、
それを当たり前のことだと思わないで、感謝をする
そして積極的に家事を受け持つ
そんな気持ちを忘れないでほしいなあと思います。
妊娠・出産をジブンゴトとして捉える
妊娠や出産について、どの程度知識がありますか?
自分に直接関係しないことだという認識で、無関心になっていませんか?
よくわからない、難しいと思っているパパ。
今の時代、簡単にスマホで調べられます。
Google先生で”出産レポ”と検索すると山ほど出てきます。
(私の出産レポはこちら)
どうしても時間が取れないんだ…というパパは(そんなことはないだろ!と思うけど)
ママに対して、
「今日は体調どう?」「次の妊婦健診っていつ?」
と聞くだけでもいい!それだけでママは結構嬉しかったりします。
まあ普通は、奥さんの体調気になるよね!は思いますが⭐︎
それを言葉に出してもらえると、一応気にかけてくれてるんだな、と思えます。
お腹の赤ちゃんに話しかける
お腹の中の赤ちゃん、実は妊娠5ヶ月ごろから、神経回路や聴覚が発達し、だんだん外の音が聞こえるようになります。
せっかくですから、パパも積極的にお腹の赤ちゃんに話しかけましょう。
ママと違って、直接身体の変化がない分、親になるという自覚が中々持てないというパパも、
そうやって積極的に話しかけ、関わりを持つことで、親になる自覚が確実に芽生えると思います。
そして、そんなパパの姿を見るだけで、ママはとても嬉しいし、ほっこりします。
我が家でも、夫が、『みんなであなたをまっていた』という絵本を日課としてお腹の赤ちゃんに向かって読んでくれており、
私がめちゃくちゃ癒されていました。
そのおかげか(?)
夫は、パパになるという自覚もかなり早く芽生えていたと思うし、娘もパパのことが大好きな子に育っています。
↓これからまさに赤ちゃんを迎えるという方におすすめの絵本です。絵がとっても可愛い!
夫婦2人の思い出をつくる
初めての妊娠という方は夫婦2人で思い出をたくさん作っておきましょう。
というのも、子供が生まれると本当に夫婦2人で過ごす時間はないからです(笑)。
マタニティフォトとかオススメですよ。
(我が家は夫が恥ずかしがって撮っていません☆もうぜーんぜん恨んでなんかいません☆全然!)
まとめ
妊娠・出産はパパが代われるものではありません。
でもだからといって、何もできない、何もしないのではなく、
夫婦でああだこうだと試行錯誤しながら、バタバタと過ごしていくことこそが何より重要で、
ママにとって、パパの、『一緒に困難を乗り越えようとしてくれる気持ち』が嬉しいのです。
そして、妊娠中そうやって過ごした毎日は、パパとママにとって、育児をしていく上で大きな糧となります。
また、妊娠期間中に、ママに寄り添い、一緒に乗り越えようとしてくれたパパは、
子育てが始まって、何か困り事が起きたときも同じように、一緒に乗り越えようとしてくれる、
ママにとって最強の子育てパートナーとなれるはずです。
是非二人三脚で、妊娠中という貴重な日々を過ごしてほしいな、と思います。
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